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士業の議論・考察

[議論/考察]司法書士の認知度は低い?

議論10:司法書士の認知度

先日、それぞれが司法書士になろうと思ったきっかけについて話しました。

私たちは縁あって司法書士になりましたが、司法書士は弁護士や税理士といった他の士業より世間の認知度が低く、司法書士を目指す人や司法書士の仕事について詳しく知っている人は少ないなと感じることがあります。

今回は、4人の司法書士で「司法書士の認知度」について、ざっくばらんに話しました。

司法書士は何をする人?世間の認知度が低い?

誠実先生
誠実先生
司法書士の認知度って、世間一般的には高いのかな?低いのかな?
電卓先生
電卓先生
行政書士と司法書士の違いをご存知の方は少ないかもしれませんね。司法書士は、不動産の名義変更の手続代理をしてくれる人ってイメージが強いのかな?代書屋って呼ばれたりすることもありますね…。
六法先生
六法先生
そうッスね。不動産の名義変更の登記申請をする場面だけみたら、一般のお客様から見えているのは書面作成だったり法務局への申請代理だったりするので、代書屋ってイメージを持たれても自然な気がするッスね。でも司法書士って代書することが一番の職務ではないし、よく言われる”街の身近な法律家”として認知されるべきだと思うんッスよね。
情報屋先生
情報屋先生
確かに。でも代書屋というイメージを持たれたり、”街の身近な法律家”として認識されないのは、我々司法書士側にも問題があるよね。司法書士がそもそも何ができるのかをうまく伝えられていないような…。
誠実先生
誠実先生
そうだね。地道に身近な人へ口コミで伝えていったり、こういったWebメディアやSNSを通して情報を発信していくのも、自分達にできる司法書士とはどんな存在であるのかを伝える手段の一つだね。
電卓先生
電卓先生
今よりももっと、一般の方と司法書士の接点を持つように努力することも大事ですね。例えば、今は不動産の決済の場面だと、お客様とは決済時に接点をもつくらいですね。それだけだと、司法書士ってそれ以外に結局何が出来るのかが分かる術がないですよね。何もないところから、わざわざ自分から「司法書士って何ができるの?」と調べることもないでしょうし。
六法先生
六法先生
司法書士が手続業務をメインにしていると、今持たれているイメージが変わったり、認知度があがったりすることはないッスよね。各々の司法書士が、自分の価値を高めていって、手続業務だけではない仕事の仕方に変えていかないといけないッスね。
誠実先生
誠実先生
そうだね。手続業務のように一定の結果が決まっている仕事だけではなくて、司法書士の裁量によって依頼者にもっと幸せになって貰えるような仕事に積極的に取り組んでいかないといけないね。
電卓先生
電卓先生
司法書士の独占業務とされているところ以外にも、もっと付加価値を生める仕事の仕方ってありますよね。独占業務に捉われず、顧客目線に立って視野を広げていかないといけませんね。司法書士業務のプラットフォームビジネス化を考えて行動していくと、今の状況が変わっていきそうですね。
誠実先生
誠実先生
マイナンバーの普及やブロックチェーンの導入で、司法書士の仕事の在り方もどんどん変わっていきますよね。次の未来を見据えた動きをしないといけないですね。最近でいうと、ネット社会になって自分で調べて不動産の登記申請する人も増えてきました。そういった中で、専門家でなくてもできるもの、専門家にしかできない又は専門家が関与することで良い結果に繋がるものの違い等、司法書士が果たす専門家としての役割を考える機会が増えてきたように思います。
電卓先生
電卓先生
そうですね、例えば相続の場合だと、相続登記のやり方はネットで調べたら出てくるので、単純なものだと自分で出来ると思います。しかし、普段付き合いのない相続人が複数人いたり、相続財産に負債が多くある場合などは、個々の状況に合わせた適切な相続処理をしないといけないので、専門家が関与する意味が多いにありますね。
六法先生
六法先生
単純な相続であったとしても、何か相談したいと思った時には「司法書士にとりあえず聞いてみよう」といった流れに持っていけたらいいッスね。司法書士の仕事はボランティアではないので、ちゃんとバランスを取りながらやらないといけないッスけどね。
電卓先生
電卓先生
司法書士の認知度が低かったり、何をする専門家なのかが分かられていない今だからこそ出来ることもありそうですね。よく分からない存在だからこそ、あえて”敷居の低い法律の専門家”として、なんでも相談できる存在になれるのは、司法書士だけかもしれませんね。
誠実先生
誠実先生
田舎型の(=なんでも気軽に相談できる)司法書士になると、司法書士という存在がもっと世間に広がって認知されていくかもしれませんね。

司法書士というネーミングについて

六法先生
六法先生
“司法書士”っていう名前が、いまいち何ができるか分からない士業というイメージを持たれる原因の一つにもなっているッスかね?
情報屋先生
情報屋先生
それも一つあるかもね。個人的には司法書士って名前は気に入っているけど。例えば相続のことについて相談する時には、司法書士よりも”相続診断士”といった資格者の方が、相続について何でも相談できるイメージがあるかもしれないね。
誠実先生
誠実先生
司法書士も、いっとき改名するか否かって議論がされていたね。”法務士”にするとかしないとか。
六法先生
六法先生
法務士よりは司法書士の方が、いいなw。
情報屋先生
情報屋先生
実質の業務内容が変わらないと、司法書士という名前だけ変えてもあまり良い影響が出る気がしないかな。
誠実先生
誠実先生
名前を変えた後に実態が伴ってくるってこともあるよね。
電卓先生
電卓先生
名前が先か実態が先かはニワトリとタマゴみたいな関係かもしれませんね。
六法先生
六法先生
ネーミングを変えるってのは確かに方法の一つだとは思うけど、他にできることがあると思うな。こんな雑談レベルじゃなくて、えらい先生達が集まって色々考えてるはずなんだしさ。個人レベルで出来ること、業界レベルでやること、それぞれ取り組んでいきたいよな。

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