「さて、具体的に何をしていけば良いものか…。」
前回、勇気を持って自分の思いを3人に打ち明けた。そこから止まっていた時計の針は動き出した。
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自分の考えを表明するまで。
自分がやりたいと思っていたのは、4人の頭の中の思考の可視化。司法書士の特別研修は小グループのディスカッション研修で、この3人とはグループが同じで、毎回議論をして課題をこなしていった。そこで常々思っていた。
1つのテーマについて、それぞれが違うモノの見方をしていたり、根拠を示して自分なりの意見を言い合ったり。結果を出すまでの過程で様々な気づきがあった。それは研修中に限らず、プライベートで飲みに行って司法書士に関すること以外の日常の話題でも同じ。話していると色々な発見があって面白い。
年齢も出身地も性格もバックグラウンドも三者三様。司法書士試験に同じ年に合格し、同じタイミングで研修を受けたなかったら出会わなかったであろう人達。モノづくりをする時には、似通った性格や考え方の持ち主だけが集まっても、想定した以上の結果は出ない。
時には反発し合ってでも、意見をすり合わせながらスパイラルアップすることで、自分一人だけで考えていた結果とは違う結果を生み出すことが出来る。今回のメンバーは、研修で主催側から強制的に振り分けられたグループの人達だけど、よくこんなに違った人達がバランス良く集まったな、と奇跡的な組み合わせにも思った。
今、こうして自分が感じている気持ちは、この閉ざされたグループの中だけでなく、外部の人にも共感されることがあるんじゃないか。例えば、何かを人に相談する時、一人だけではなく、色んな人の意見を聞きたいと思うことがある。それは、人の様々な考え方を聞いて、自分に合う答えとマッチしていく作業をしていきたいと意識的にも潜在的にも思っているから。
人に相談する時、大抵の場合は自分の答えは決まっている。でも相談するのは、それを後押しして貰ったり、自分とは違う考え方を知って肉付けしたり、やはり自分の考えが正しいと認識できたりするため。何か答えを求める時には、色んな人の意見を聞くことで役立つことが沢山ある。
何か知りたい時こういった色んな考え方を知れるサービスだったり相談窓口だったりがあったら、利用したい。そして、それは今回のメンバーでやることで、人々の役に立つことが何か出来るのではないか。
そういった事を考えながら、3人に言ってみた。
「面白そうだね!」「法改正とか業務に関わることだと自己研鑽にもなっていいかもね!」「通常業務以外の負担が増えるけど、続けていけるッスかね~。」「内輪乗りにならないようにしないとね…」etc…。やはり、一つ何か投げかけると、三者三様の答えが返ってくる。面白い。色々と意見を頂いたけど、自分が考えていたことに、概ね賛同が得られた。ほっと一安心、嬉しい。
それぞれどういったことをやりたいか、具体的な進め方等を次回までに考えることにして、一回目の話合いは終わった。
何のためにやるのかを考える。
概ね自分が考えていたことに賛同を得れたので、具体的に何をどうするかを一人で考えてみた。
もう一度原点に立ち返って、そもそも何のためにするのかを考えてみる。ただ面白そうだから?勉強?ディベートスキルの向上?。どれも一つの要素ではあるけど、本質ではない。4人でしか出来ない事、4人だから出来る事、4人だからやる意味がある事…。あーだこーだ頭の中で考えて、ひとつの結論に達した。
「法務の力で人々を幸せにする」ことにやる意味があるんじゃないかと。
4人の共通点は司法書士であるということ。司法書士は”代書人”といわれるスタートを切ってから、その後職域を拡大していき、今では登記業務はもちろんのこと、成年後見や簡裁訴訟代理業務、家族信託など、業務の幅は多岐に渡っている。
でも今は、何かのデキゴトが起こってからの仕事であったり、それぞれの分野が独立した感じで存在している節がある。それぞれの分野について深い見識や経験があるのに、デキゴトが起こってからでは、使える選択肢が限られてしまい、最適解を出す機会を遺してしまう。
また、司法書士という名前は知っていても、具体的に司法書士は何ができる法律家なのかを知っている人はそこまで多くない。司法書士の認知度を上げて、デキゴトが起こる前に「こういったことなら司法書士に相談しよう」となる道筋を作って、相談が来たら、様々な角度から検討し、総合的な判断からその人に最適なアドバイスをする。
法務を駆使したコンサルティング、やるべきことはそんな感じかな、と思う。あるいは、司法書士に直接相談しなくとも、司法書士への信頼度が今よりもっと上がれば、司法書士が発信する情報を頼りに自分で判断をして、コトが重大になる前に解決する手助けになるかもしれない。
「認知度向上」「今以上に信頼を得る」「事前アプローチ」…。多分それは一朝一夕では叶わず、色々と検討し、具体的施策をいくつも打って実現するものだと思う。一人の力では出来ることに限りがある。各人が個性的で、専門性を持ち合わせていて、それでいて熱い思いを持っている人達の集まりだからこそ実現できるんじゃないか。
もともとは、4人の議論の過程が面白いからそれを可視化したいという気持ちから始まった。でも、それは例えば時事問題だったり恋愛のことであったり、自分達でなくても良いことでは、あまり社会に貢献出来ない。
初めは目的が「何か面白そうだから議論の過程や思考回路を可視化したい」というところからスタートしたけど、それは目的ではなく手段の一つだった。立ち止まって考えると、改めて自分が法務の専門家として存在する意義を考える良い機会になった。
何のためにやるのか、自分なりの考えはまとまった。皆はどう考えてるかな。一人だけ見当違いのこと考えてたらどうしようw。
—after comments—













